こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
今年もあと少しで終わりますね。
12月は、いつもよりも何かと慌ただしいことが多いような気がしますが、喉には乾燥が大敵です。
水分補給を忘れずに、適度な湿度を保ち、ケアしたいものです。
今回は、カラオケでできる呼吸のトレーニング方法についてご紹介していきたいと思います。
歌うときに力が入ってしまう理由とは?
突然ですが、あなたは力が入りやすいほうですか?
歌を歌うときに体や喉のあらゆる部分に力が入る人がいます。
男性女性問わずに、歌うときは力が入りやすいんです。
それはなぜか?
普段使わない高さの声や、普段出さない声のボリューム(声量)が必要だからです。
歌うときは、メロディに合わせて歌いますよね?
歌は、普段しゃべっている声の高さよりも、かなり高いです。
なので、やはり高い声を出そうとするときに力が入るのはある意味、自然な事なのです。
脱力するために必要なこと
では、歌うときに力が入りやすい人にとって、どういうトレーニングをすれば効果的なのでしょうか?
それは、呼吸を変えることです。
ボイストレーニングをしたことがない人や、カラオケ初心者の人は、歌うときに自己流の呼吸をしています。
そもそも、呼吸そのものをあまり意識せずに歌っている人が多いです。
あなたが、いつも歌う曲で、どこで息を吸っているかわかりますか?
これが意外と、よくわからないという人が多いです。
もし、あなたが練習したい曲がある場合は、歌詞を見ながら、どこで息を吸うのかチェックしてみてください。
カラオケでできる椅子を使った呼吸トレーニング
では、呼吸の練習なのですが、カラオケでは座って歌うという人が多いので、椅子を使いながら脱力した呼吸の方法をご紹介します。
力が入りやすい人は、主に肩や首、上半身に力が特に集中します。
そのため、椅子に座ることが上半身の余計な力を取るのに適しているのです。
以前担当していた生徒さんが、車に乗って運転しながらだとリラックスして声が出るんだよねという話を聞いたことがありました。
車に乗っているということは、座っている状態です。そして、その人にとってリラックスできる環境なのです。
お風呂場が歌いやすいよとか、自転車に乗りながら、など人によってリラックスできる場所があるのです。
ですが、カラオケでは、やはり人がいる中で、歌うので、いかに人がいる中でリラックスした状態で歌えるかがポイントです。
ということで、カラオケの椅子を使いながら、脱力ができる呼吸をマスターしましょう。
具体的な方法は、カラオケの椅子に普通に座ります。
そして、足を肩幅ぐらいに開きます。両膝が外側に向くように開く感じです。
その状態のまま、腰に手を当てて、やや前かがみになります。
顔は下の方を向いた状態で、だらんと力が入らない姿勢をとります。
その状態で、息を吐いてみてください。
吐ききったら、ゆっくり息を吸います。
その時に、上体が起き上がらないように、前かがみの状態をキープします。
腰に手を当てるのは、肩が上に上がらないように固定のためです。
立って腹式呼吸をするよりも、座った方が脱力できて自然にお腹まわりがふくらむことを実感できます。
この腹式呼吸の感覚に慣れてきたら、徐々に体を前かがみから、起こした状態でも同じようにできるようにしていきます。
最終的には、立っている状態でも、座っているときと同じぐらい脱力できればトレーニングの成功です。
歌うことは、声を出すことですが、声を出す以前にもっと重要なのが、呼吸です。
呼吸がしっかりできると、声も自然と伸びのある声になります。そして、何より高音が出しやすくなります。
力が入りやすい人は、ぜひ脱力しながら呼吸ができるように練習してみてくださいね。
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